塑性とは?

材料に荷重を加えると変形し、荷重を取り除くと元の状態に戻ります。この性質を弾性と言いますが、更に荷重を加え続け、ある限界を超えると永久に変形した状態のまま、荷重を除いても戻らなくなります。この性質を塑性と言います。
材料に塑性変形を与え、加工する方法を塑性加工と言います。

塑性加工の長所、短所

塑性加工油とは?

塑性加工油は塑性加工の際に材料と工具の間の摩擦を低減し、工具の摩耗、焼き付きを防止するために使用される金属加工油です。

塑性加工油の種類

塑性加工時に利用する潤滑剤は、加工の種類や材質により様々であり、切削油と比較してその種類は多岐にわたる為、日本工業規格においても規格されていません。その種類は油剤タイプでは加工後に加熱乾燥すれば揮発する為、洗浄不要な「無洗浄タイプ」から「油脂タイプ」「極圧タイプ」「固体潤滑剤含有タイプ」まで非常に幅も広く、更に油剤ではない「潤滑処理被膜」「固体潤滑剤」などもあります。